異世界彼女 Vol.1
「いたた・・」
気がついた僕はあおむけになっている。
美人な女性が僕を覗き込んでいるのがうっすらとみえてくる。
ゆっくり起き上がった僕、いったい何が起こったんだ。うまく思い出せない。
「大丈夫ですか？」
横をみると美女が僕をみている。金髪美女、というかなんだその服装は・・
透けて見える白いTシャツ、なんでこの子はこんな格好を
僕はあわてて立とうとするとバランスを崩して倒れこんでしまった。
「大丈夫ですか？きこえますか？」
意識がうっすらとしていく。
気が付くとベッドの上にいる。一体ここは。よく思い出せない。
少しずつ現実がわかってくる。僕は30歳会社員。職場と自宅を往復するだけの生活。
彼女はいた記憶がない。恥ずかしながら。毎日3時間以上の残業だった。
たしかあの日、僕は残業帰り、上司に誘われて居酒屋にいった。
その帰り、突然トラックのまぶしいライトが、気が付くと僕はトラックの前にいた。
「ああああ」
それから意識を取り戻したらここにいたというわけだ。一体・・
ガチャ
ドアがあく。さっきのお姉さん。えっまたあの格好は・・。
僕が赤くなっているのをみて微笑む彼女。
「少しやすまないといけませんね」
お姉さんは僕の隣に座った。そして僕の手をとる。唐突に彼女の胸に手をあてた。
「それは・・」
続きは本編へ
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